省察を深めるジャーナルの書き方

実践研究を行う際に何から始めればよいか分からないという悩みはありませんか。この記事では、その悩みに対する答えと具体的な取り組み方について提案したいと思います。

1.自分の教室の状況について振り返ってみよう

研究を行うには「問い」を立てることが重要だとよくいわれています。しかし、問いを見つけることは容易なことではありません。そこで、まずは問いを立てる前の準備としてご自身の教室の状況を振り返ってみてはいかがでしょうか。

私は週末か月曜日の早朝に、週の中で一番気になる授業を取り上げてジャーナルを書いています。以下は、私の実践に基づく具体的なジャーナルの項目の例です。私の場合は、最初に授業の様子を思い出しながら指導略案(項目1~6)を書きます。それを基に授業の構成要素ごとにABCで自己評価をします。その根拠となる観察した生徒の様子を記し、教師としての自らの振る舞いを振り返ることで、次回に向けての改善のためのアイデアを書きます(項目7)。さらに生徒のライティングでの成果物を分析したり、パフォーマンステストでの生徒の発話や反応について原因等を考察したりします。(項目8)。また、授業中や、ジャーナルを書いている際に気づいた改善点や次回の授業で実施することを決意した事柄を記述します(項目9)。

Journal(例)

1.授業日時・クラス  ○月○日○曜日 ○校時○学年 クラス:○

2.授業の目標 1)

        2)

        3)

  授業者の目標1)

        2)

3.教材:

4.題材:

5.言語材料:

6.授業計画(1コマ:○分)

指導手順活動内容時間配分教師の望み
 1) 
2)
3) 
4)
・あいさつ
・ 
・ 
・ 
 ○分 
○分 
○分 
○分 
  

7.評価 (A・B・C)

評価生徒の観察教師の行動改善策
1)○ 
2)○ 
3)○ 
4)○
・ 
・ 
・ 
・ 
・ 
・ 
・ 
・ 
・ 

8.考察:

9.次回の決心:

2.ジャーナルの項目の留意点

ジャーナルに書く内容は、最初の枠組みに固執するのではなく、柔軟に記述項目を変更していきます。実際に私もジャーナルを書きながら、記述項目を増やしたり減らしたりしていきました。ジャーナルには自分が書きたいと思っていることが十分に書けているかどうかが大事で、自分に合うようにカスタマイズしていけばよいでしょう。

ジャーナルを書き続けることに最初は負担に感じるかも知れません。しかし、自分なりの「型」が決まってくると効率的に書くことができるようになっていきます。ジャーナルを書くことで得られる省察の機会の大切さを実感し、充実した教師生活につながることを願っています。

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